老犬のおむつ|嫌がる理由の見分け方と、漏らさない選び方【11製品を実測】

老犬のおむつで、いちばん多い困りごとは「嫌がること」です。次に「漏れること」。

先に結論を書きます。嫌がる理由は3つあり、そのうち2つは慣らしても解決しません。そして漏れの原因は、多くの場合サイズかテープの留め方です。メーカーは公式に「テープは背中側で留めてください」と書いていて、お腹側で留めると吸収体のない部分から漏れます。

この記事では、犬用おむつ11製品をメーカー公式から実測し、サイズの選び方・付け方・タイプ別の使い分け・月額費用まで並べました。あわせて老犬ホーム45施設の料金表から、プロがおむつをどう扱っているかも調べています。すべて2026年8月19日時点の内容です。

【結論】

  • 嫌がる理由は3つ。装着の動作が嫌なだけなら製品を変えれば解決するが、痛みと認知機能の低下は慣らしても解決しない
  • サイズは胴回りと体重の両方で選ぶ。胴回りを測る場所は「前足付け根と後ろ足付け根の中間」
  • やせてきてもサイズは下げない。尿量は変わらないため、同じサイズをしっかり締めて使う
  • テープは背中側で留める。お腹側だと吸収体のない部分から漏れる
  • 「人間用は安い」は大人用では逆で、犬用の1.3〜3倍する
  • 家庭のおむつ代は小型犬で月5,190円から、大型犬では月25,785円(1日5枚・当サイト試算)

まず、粗相の原因を病院で切り分ける

おむつの話に入る前に、ひとつだけ確認してください。トイレの失敗が増えたことを、年齢のせいだと決めつけないでください。

高齢の犬の粗相には、膀胱炎などの感染症、腎臓の病気、糖尿病、関節の痛みでトイレまで歩けない、認知機能の低下でトイレの場所が分からない、といった原因が隠れていることがあります。治療で改善するものもあります。

おむつは失敗を止める道具ではなく、失敗が起きても困らないようにする道具です。急に粗相が増えた、水を飲む量が増えた、尿の色やにおいが変わった、排尿のときに痛がる——こうした変化があるときは、おむつを買う前に動物病院で相談してください。

嫌がる理由は3つある|見分け方と、今夜できること

「犬 おむつ 嫌がる」とその周辺は、このテーマで最も多く検索されている悩みです。

調べたページはどれも「短時間から慣らす」「おやつをあげる」「褒める」を勧めていました。それ自体は正しいのですが、慣らしても解決しない理由が混ざっています。まず切り分けてください。

理由1|装着の動作が嫌(製品と手順を変えれば解決しうる)

犬が嫌がっているのは、おむつそのものではなく着けられるときの動作であることがあります。足を持ち上げられる、体をひっくり返される、押さえつけられる。

北里大学の獣医師は、大王製紙のサイトでこう助言しています。

大きめの子に履かせる時や一人で履かせる時は、足を持ち上げる回数の少ないパターン①の履かせ方がおススメです。

製品のタイプを変えるという手もあります。ペティオは、パッドとホルダーを組み合わせるタイプについて「手足を上げさせることなく立ったまま装着できる」と説明しています。パンツ型で毎回足を通させるのが難しいなら、足を通さないタイプに変えるほうが早い場合があります。

漏らさない付け方|メーカーが公式に書いていること

嫌がる犬に何度も付け直すのは、お互いに消耗します。一度で決まる付け方を、メーカー各社の公式説明から集めました。

1. 前後を間違えない

ユニ・チャームは「まえとうしろを間違えて装着するとモレの原因となる場合がございます」として、パッケージに「あたま」「まえ」の表示があると案内しています。前足側と後ろ足側でギャザーの設計が違うためです。

2. テープは背中側で留める

これが最も見落とされやすい点です。同社は警告つきでこう書いています。

【!】テープは背中側で留めてください。お腹側でテープを留めるとテープ周辺は吸収体がないので、オシッコがモレることがあります。

漏れる原因がサイズだと思って大きくしても、留める場所が違えば解決しません。

3. 最後にギャザーを外に出す

ユニ・チャームの説明では「最後に外側のギャザーを外にだして、製品がしっかり性器を覆っていることを確認してください」とあります。ギャザーが内側に折れ込んだままだと、そこが漏れ道になります。

4. テープは付け直せる

アイリスオーヤマの製品は「つけなおし可能な幅広テープ」、大王製紙も「つけなおしも可能」と明記しています。一度で決まらなくても、貼り直して構いません。きつすぎ・ゆるすぎのまま使うほうが問題です。

理由2|痛みや皮膚トラブルがある(慣らしても解決しない)

足を持ち上げられるのを嫌がる背景に、関節の痛みでその姿勢を取れないことがあります。おむつの内側の皮膚がかぶれていて、触られること自体が痛い場合も考えられます。

この場合、慣らしても嫌がり続けます。痛みが原因だからです。おむつを替えるときに足を引く、触ると鳴く、同じ場所を舐め続ける、皮膚が赤い——こうした様子があるなら、獣医師に相談してください。

受診までのあいだは、触る回数と時間を減らす方向で調整してください。立ったまま着けられるタイプに変える、汚れた部分だけを拭く、装着は2人でやって短時間で終わらせる、といった工夫です。

理由3|認知機能が低下している(慣らしても解決しない)

認知症のある犬では、慣れるという学習そのものが起きにくくなると考えられます。毎回はじめてのことのように驚き、抵抗する。そうであれば、時間をかけて慣らす作戦は前提から成立しません。

この場合は、装着を短く済ませる、2人でやる、あるいは夜だけ外して防水シーツで受ける、といった方向で考えます。

→ 関連記事:犬の認知症の症状チェックリスト。初期のサインと家庭での付き合い方【預け先の実測データつき】

「嫌がるなら使わない」も選択肢です

調べた範囲では、どのページも「慣らして使えるようにする」ことを前提にしていました。でも、使わない選択肢もあります。

おむつメーカー自身がこう書いています。

病状や行動状態によっては、紙オムツが向かない場合もあります

同じメーカーは、寝たきりで立てなくなった犬について「介護用マットの上に通気性の良い介護用デオシートを敷き、そこで寝かせて、紙オムツを利用してケアする」方法を勧めています。マットとシートを敷いたうえで、おむつも使うという組み合わせです。そのうえで、状態によってはおむつが向かない場合もあると添えています。おむつを付けること自体が目的ではありません。記事の後半で、おむつ以外の選択肢もまとめます。

サイズは胴回りを測ってから選ぶ

漏れの原因のもうひとつがサイズです。メーカーは「犬用吸収ウェアのサイズは、胴回りのサイズと体重を基準に選びます」と案内しています。体重だけで決めないでください。同じ体重でも体型は違いますし、老犬は筋肉が落ちて体型が変わります。

適応サイズは胴回りと体重の両方で示されています。ユニ・チャームの例です。

サイズ 適応胴まわり 男の子の体重 女の子の体重
SSS 15〜25cm 1.5〜3.0kg 1.5〜3.5kg
SS 20〜30cm 2.5〜3.5kg 2.5〜4.0kg
S 25〜40cm 3.0〜5.0kg 3.5〜5.5kg
M 35〜45cm 4.5〜6.5kg 5.0〜8.5kg
L 40〜55cm 6.0〜12kg 8.0〜12kg
LL 55〜85cm 12kg以上 12kg以上

測る場所も公式に決まっています。

適応胴まわりは、前足付け根と後ろ足付け根との中間部分の胴まわりです。

お腹のいちばん細いところでも、いちばん太いところでもありません。前足と後ろ足の付け根の中間です。

やせてきても、サイズは下げない

老犬の介護で見落とされやすい点です。同社がサイズの案内に添えている一文を引用します。

ワンちゃんがやせ細ってきても、尿量はやせる前と変わらない場合がございますので、オムツを小さいサイズへ替えるのではなく、そのままのサイズでしっかりとしめてご使用されることをおすすめ致します。

体は細くなっても、出る量は変わりません。やせたからと小さいサイズに替えると、吸収量が足りずに漏れます。細くなった体には、同じサイズをしっかり締めて使うのが正解です。

オスとメスで、適応サイズそのものが違う

同じサイズでも、男の子と女の子で適応体重が違うことに気づいたでしょうか。理由も公式に書かれています。

オスとメスでは性器の位置が異なるため、正しいサイズをお選び頂けるように、各サイズの適応体重を性別で分けています。

オス用とメス用は、単なる商品名の違いではありません。吸収体の位置が違います。オス用を女の子に使うと、必要な場所に吸収体が来ません。

タイプは3つ|ベルト型・テープ型・パンツ型

実測した11製品は、大きく3つのタイプに分かれました。

タイプ 対象 特徴
マナーベルト型 オス専用 胴回りに巻くだけ。足を通さないので、足を上げるのを嫌がる犬に向く。尿のみ
テープ型 男女共用・メス用 おしりを覆う。便にも対応。背中側でテープを留める
パンツ型 男女共用 足を通してはかせる。ずれにくいが、装着で足を持ち上げる必要がある

オスで尿だけならマナーベルト型が最も負担が軽い選択です。ただし便も出るようになったらテープ型が必要になります。マナーベルトは尿を想定した製品だからです。

なお、オス用のベルト型とメス用のテープ型を重ねて使う方法もあります。アイリスオーヤマは女の子用について「男の子用と重ねてうんち対応も可」と案内していますし、ユニ・チャームもオスの犬について男の子用との「併用をおすすめ致します」と書いています。

人間用おむつは安くない|大人用はむしろ高い

「老犬 オムツ 人間用」は月に90回ほど検索されています。実測すると、安いという前提は半分しか正しくありませんでした。

1枚単価 犬用(39〜69円)との比較
乳幼児用パンツ 28.1円 19%ほど安い
乳幼児用テープ 40.8円 ほぼ同じ
大人用パンツ 77.6〜185.1円 1.3〜3倍高い
大人用テープ 122.0〜125.4円 2〜3倍高い

大人用は犬用より高いのです。乳幼児用にしても、犬用のまとめ買い(月5,190円)との差は月375〜975円でした。単価で見ると17〜19%の差しかなく、犬用をまとめ買いすれば差はほぼ消えます。

メーカー2社が加工を勧めていない

価格差が小さいうえに、構造の問題があります。尻尾の穴です。

ユニ・チャームは公式にこう書いています。

人間用の紙オムツも、犬の体にフィットさせるのが難しく、多くの犬種はしっぽが問題になります。そこでさらに、しっぽ用の穴を独自に開けてしまうと、吸収体などが外に出てワンちゃんが口にしてしまう可能性があり良い状態とはいえません

アイリスオーヤマは、代用のサイズ目安まで示したうえでこう続けています。

ただし、犬にフィットするサイズを見つけるのは難しいので、あまりおすすめはできません。

穴を開けると吸収体が出てきて、犬が口にする可能性がある。月数百円の差で負うリスクとしては大きいと考えます。

留守番が長いとき|6時間用と12時間用がある

見落とされやすい仕様があります。製品によって想定している装着時間が違います。

実測した範囲では、マナーベルト型は最長6時間、ペット用の紙おむつは最長12時間という設計でした。メーカーは、6時間を超える留守番にマナーベルト型を使うとかぶれの原因になると明記しています。

「日中8時間留守にする」なら、6時間設計の製品では足りません。留守番の長さから逆算して選んでください。

なお吸収量を「何cc」という数字で公表しているメーカーは、実測した11製品のうち2社だけでした(15〜400cc、30〜289gという幅)。ほかは「◯時間」「◯回分」という表記です。数字で比べたいときは、ccを公表している製品を基準にすると分かりやすくなります。

下痢のとき|枚数も費用も跳ね上がる

軟便や下痢が続くと、おむつの運用は一気に難しくなります。専用の解説記事はほとんど見当たりませんが、実測から言えることが3つあります。

1. 立体ギャザーのある製品を選ぶ

メーカーは立体ギャザーについて「愛犬・愛猫の股ぐりにフィットするので、オシッコや軟便をしっかりガード」と説明しています。平らな作りの製品より、横漏れに強くなります。

2. オスでもテープ型に切り替える

マナーベルト型は尿を想定した製品です。便が出るなら、おしりを覆うテープ型が必要です。

3. 費用が2〜3倍になる前提で考える

交換頻度が1日3枚から8枚に増えれば、小型犬でも月3,114円が8,304円に、大型犬なら月15,471円が41,256円になります(当サイト試算)。下痢が長引くときは、おむつだけで受けようとせず、シーツを広く敷く運用と併用してください。

そして下痢そのものは、食事の問題だけでなく病気のサインであることがあります。続くようなら動物病院で相談してください。

【実測】おむつ代は月いくらか

メーカー公式の通販価格から1枚単価を出しました(税込)。犬用の紙おむつは1枚38.8円から171.9円、まとめ買いなら最安34.6円です。

そのうえで、サイズが大きくなるほど1枚単価が跳ね上がる構造があります。主要メーカー3社とも、サイズが違っても1袋の価格は同じ(ペティオ1,375円、大王製紙2,046円、ユニ・チャーム2,398円)で、変わるのは入っている枚数だけだからです。

1枚単価
小型犬向けの実用ゾーン 39〜69円
中〜大型犬向け 50〜172円

1日に何枚使うかで月額を計算しました。当サイトの試算で、メーカーが公表している数字ではありません。

選択肢 1枚単価 1日3枚 1日5枚 1日8枚
犬用紙おむつ(小型・まとめ買い) 34.6円 3,114円 5,190円 8,304円
犬用紙おむつ(小型・単品パック) 56.8〜66.6円 5,112〜5,994円 8,520〜9,990円 13,632〜15,984円
犬用紙おむつ(中型 2L) 114.6円 10,314円 17,190円 27,504円
犬用紙おむつ(大型 4L) 171.9円 15,471円 25,785円 41,256円
ペットシーツ(レギュラー) 5.6〜18.7円 504〜1,679円 840〜2,799円 1,344〜4,478円

同じ「おむつ代」でも、小型犬と大型犬で5倍違います。大型犬の介護費用が重いと言われる理由の一部が、ここにあります。

布おむつは1〜5ヶ月で元が取れる

洗って使う布おむつは1枚1,760円(超小型犬用)から4,400円(大型犬用)で、洗い替えを含めて6枚そろえると初期費用は10,560〜26,400円です。1日5枚のペースなら、早ければ1ヶ月強、遅くとも5ヶ月で紙おむつのコストを下回ります。

ただしこの計算に洗濯の手間と水道光熱費は入っていません。排泄物のついた布を毎日洗う作業が加わります。金額では布が勝っても、介護の負担では紙が勝つという関係です。

なお「布パンツ+使い捨てパッド」というタイプは、パッド代が消耗品として残り続けるので、紙おむつの置き換えにはなりません。

【実測】老犬ホームでは、おむつはどう扱われているか

自宅で続けられなくなったときのために、施設側の扱いも調べました。老犬ホーム45施設の公式サイトのうち、費用の扱いを明記していたのは22施設(48.9%)です。

扱い 施設数
月額料金に含む 8
実費で別途もらう 4
行為ごとに加算する 10
飼い主が持参する 3

合計が22を超えるのは、3施設が「月額に含む」と「行為ごとに加算する」の両方に当てはまるためです(消耗品は月額に込みで、交換の手間は別料金という設計)。

おむつ本体の金額を公表していたのは、45施設のうち1施設だけでした(千葉のリリモナハウス/小中型3,300円・大型5,500円)。

一方、おむつ交換を含む介護の加算に値段をつけている施設は10件ありました。ただしこれはおむつ交換だけの金額ではありません。東京ペットホームの「軽度介護 月27,500円/中度55,000円/重度82,500円」(いずれも税込)は「食事・排泄の介助等」という束ですし、北九州のてるハウスの「介護費+500円」も食事介助・オムツ交換・清拭・服薬介助をまとめた金額です。オレンジライフ湘南のように「排泄補助1回550円」と行為単位で切っている施設もあります。

束であることを踏まえても、モノより手間のほうがはるかに高いというのが料金表から読み取れる構造です。1日5回の交換は月150回の作業で、夜中も含まれます。家庭では、それを飼い主が担っています。

ひとつ実務的な注意があります。リリモナハウスは「介護が不要なワンちゃんについてはオムツやシート代はご負担いただいておりません」と書いています。おむつを使い始めた時点で料金が変わるということなので、施設を検討している方は、いまの状態の金額と、介護が重くなった場合の金額を両方確認してください。

→ 関連記事:老犬ホームの料金相場はいくら?全国48施設の実測データで解説【2026年版】

蒸れと皮膚|交換のたびに色を見る

おむつを使うと、同じ場所が濡れて、蒸れて、こすれます。寝たきりの犬では、そこに体重の圧が加わります。

  • 交換のたびに皮膚の色を見る(赤みが出ていないか)
  • 汚れた部分を拭き、乾かしてから新しいおむつを付ける
  • お尻まわりの毛を短くしておく(メーカーも、汚れが絡まず乾きやすくなると案内しています)

最初の2つは当サイトの整理で、メーカーや獣医師が手順として公表しているものではありません。皮膚の見方と受診の目安は、65施設を実測した床ずれの記事にまとめています。

赤みが続く、皮膚が破れている、においがある——ここまで来ると家庭で様子を見る段階を超えています。受診の目安は床ずれの記事にまとめました。

→ 関連記事:犬の床ずれ|65施設の実測でわかった「2時間おき」の現実と費用

おむつの前に試すこと、いつまで使うか

調べたページの大半は「いつからおむつを使うか」を書いていましたが、「いつまで使うか」「使わずに済ませる方法」を書いたページはほとんどありませんでした。

老犬ホームの記述には、その順番が出てきます。ある施設は介護の内容を「排泄の姿勢を補助したり、マナーベルトやおむつを利して排泄介助を行います」と説明していて、いきなりおむつではなく、姿勢の補助が先に来ています。

ここから先は当サイトの整理ですが、段階で考えるとこうなります。

  1. 排泄の姿勢を支える(後ろ足がふらつくだけなら、体を支えれば自分で排泄できます)
  2. トイレまでの動線を変える(トイレを寝床の近くに移す、シーツを広く敷く)
  3. 時間帯で使い分ける(留守番と夜だけおむつ、在宅中はシーツ)
  4. 常時おむつにする

ペットシーツはおむつの3分の1以下のコストです。在宅している時間はシーツで受けて、外出時と就寝時だけおむつにするだけでも、費用と皮膚トラブルの両方が減ります。

用途の違いもあります。ある施設は「室内でマーキングがある場合、おむつやマナーパットをさせていただきます」と書いていました。マーキング対策のおむつと、排泄介助のおむつは別物です。前者なら常時装着する必要はありません。

自宅で回らなくなったときは

1日5回の交換は月150回、そのたびに拭いて乾かして付け直す作業です。夜中も起きることになります。家族で分担する、短期で預けて休む、長期で預ける——選択肢は残っています。

→ 関連記事:老犬の介護に疲れたら読んでほしい。限界サインと「休む」ための現実的な方法

→ 関連記事:老犬が寝たきりになったら。自宅ケアの基本と、限界が来る前に知る預け先【実測データ】

→ 関連記事:老犬の介護用品はどれから揃える?段階別の必要リストと費用の実測データ

→ 関連記事:全国の老犬ホーム一覧【120施設・料金実測つき】

まとめ

  • 嫌がる理由は3つ。装着の動作が嫌なだけなら製品とやり方で解決するが、痛みと認知機能の低下は慣らしても解決しない
  • 漏れるときはテープを背中側で留めているかを確認する。ギャザーを外に出すことも忘れずに
  • サイズは胴回り(前足と後ろ足の付け根の中間)で選ぶ。やせてもサイズは下げない
  • オスで尿だけならマナーベルト型が最も負担が軽い。便が出るならテープ型に切り替える
  • 人間用は安くない。大人用はむしろ犬用より高く、乳幼児用も差は月400〜600円で、メーカー2社が加工を勧めていない
  • 費用は小型犬で月5,190円から、大型犬では月25,785円。在宅中はシーツ、外出と夜だけおむつ、という使い分けで下げられる

そして最後にもう一度。粗相が増えたときは、おむつを買う前に動物病院で原因を確かめてください。治せるものなら、おむつがいらなくなることもあります。

調査・執筆:老犬ホームナビ編集部(運営者:成田 風輝)。犬用おむつ・布おむつ・人間用おむつ・ペットシーツのメーカー公式ページ(11製品)と、老犬ホーム45施設の公式サイトを2026年8月19日に確認して作成しました。当サイトは獣医師による監修を受けていません。皮膚炎や失禁の治療に関する記述は行わず、製品仕様・費用・施設の実測と、受診の目安に限定しています。月額の試算は当サイトによるもので、メーカーや施設が公表している金額ではありません。公式に記載がない項目は推測で埋めず「記載なし」と書いています。