老犬ホームトップ(熊本)の料金と特徴。介護料金込みプランは全国相場でどの水準か【2026年改定後】

老犬ホームトップは、熊本県菊池市にある老犬ホームです。九州で老犬の預け先を探すと必ず名前が挙がる施設のひとつですが、料金や返金の情報は公式サイトの複数のページに分かれていて、全体像がつかみにくいのが実情です。

この記事では、施設の公式サイト全ページを実測した2026年8月18日時点のデータをもとに、料金と特徴を1ページに整理し、当サイトが全国の老犬ホーム・老猫ホーム120施設を調査した実測データ(料金を確認できたのは48施設)と比較して、この施設の価格が相場のどの位置にあるかまで解説します。

老犬ホームトップとは。会社概要と施設

項目 内容(公式公表情報)
運営 株式会社 老犬ホーム トップ(代表取締役:緒方 心)
所在地 熊本県菊池市亘530(熊本犬舎)
電話 0968-24-4922
動物取扱業登録 熊本県 菊保R1保第2号
体制 24時間常駐。介護室・中小型犬・大型犬で部屋を分け、全室冷暖房
設備 350坪の全面芝生ドッグラン(足腰が弱った犬に配慮した設計)
医療 提携動物病院で診察(治療費は飼い主負担・治療前に飼い主へ連絡)
対応 寝たきり・認知症の犬、夜泣き・無駄吠えのある犬も受け入れ。猫の預かりもあり
加盟 一般社団法人 老犬ホーム協会の加入施設

施設は大きな公園の一角にあり、夜泣きや無駄吠えがあっても問題ない立地だと公式に明記されています。夜泣きが理由で預け先を探している飼い主には、これは実務的に重要な条件です。運営は西日本新聞でコラム「きみとさいごまで」を執筆しており、行政からの依頼で飼い主の入院・死亡後に残された犬の保護も行っています。

なお、老犬ホーム協会のサイトには「トップ 栃木犬舎」も掲載されていますが、公式サイトの現行の施設案内は熊本犬舎のみです(2026年8月時点)。関東からの利用を検討している方は、問い合わせ時に確認してください。

料金表【2026年1月改定後・公式公表値】

老犬ホームトップは2026年1月に料金を改定しています。紹介サイトなどには改定前の旧料金が残っている場合があるので、検討中の方は金額の情報源に注意してください。以下は2026年8月に公式サイトで確認した現行の公表値です。

プラン 料金(公式公表値) 備考
ペットホテル1泊 小型5,500円/10kg以上・中大型6,600円 介護料金は別途。10kg以下でもサイズにより6,600円
1ヶ月プラン 小型132,000円/中大型165,000円 介護料金は別途。超大型は相談
半年プラン 530,000円 介護料金込み。456,000円+消費税+治療費予備費3万円
1年プラン 800,000円 介護料金込み。700,000円+消費税+治療費予備費3万円(1日換算約2,000円)
終身プラン 2,500,000円 介護料金込み・10歳以上。約3年分の料金で終身。治療費・葬儀代込み
犬の保育園(日中預かり) 1日2,500円 8:45〜17:00。回数券12回25,000円。要介護の犬は別料金
毎日の報告プラン 1日+1,100円 オプション

ペットホテル利用時の介護は項目ごとの加算です(軽度介護・重度介護・食事補助・投薬や注射・目薬・毎日のLINE報告が各1,100円)。また、ペットホテル期間中に老化・病死などで亡くなった場合は、看取りおよび火葬の準備費用として別途60,000円が必要と公表されています。

送迎は九州全域のほか、広島・岡山・山口県など本州方面にも対応し、ペットホテル利用の場合は20kmまで2,000円、それ以遠は距離に応じて変わります。高速道路代・ガソリン代・航空便の実費は飼い主負担です。支払いはPayPayにも対応しています。

最大の特徴は「介護料金込み」の一律料金

当サイトが料金を確認できた全国48施設では、介護が必要になると基本月額に介護度加算が上乗せされる方式が主流でした。実測では加算は月2.75万〜18万円で、寝たきりや認知症が進むほど支払額が増えていきます。

老犬ホームトップの半年・1年・終身プランは、この介護料金をあらかじめ含んだ一律料金です。公式ブログでは、介護がいつまで続くか分からないこと、介護になってもならなくても飼い主が安心して預けられるようにすることを理由に挙げています。

飼い主側から見ると、この方式には明確な利点があります。犬の状態が重くなっても支払額が変わらないため、預けた後の費用が読めることです。介護度加算方式の施設では、入所時の見積りと要介護になってからの実額が大きく異なる事態が起こり得ますが、一律方式ではそれがありません。

全国48施設の実測相場と比べてどの水準か

当サイトの実測データと並べます。

  • 1年プラン80万円=月換算約6.7万円。全国の基本月額の中心帯は小型犬5.5万〜11万円(中央値約7万円)で、これは健康な犬向けの金額です。要介護の犬は介護度加算(実測で月2.75万〜18万円)が乗るため、実質月額は8.25万円を超えていきます。介護込みで月6.7万円は、要介護の犬の費用としては実測相場の下限を下回る水準です
  • 半年プラン53万円=月換算約8.8万円。1年プランより月あたりは割高です。預かり期間が半年を超える見通しなら、料金面では1年プランに分があります
  • 終身プラン250万円は、全国実測の終身一括の中心帯(90万〜180万円台)より上です。ただしトップの終身は治療費・葬儀代込み・10歳以上一律という設計で、治療費や介護加算が別建ての施設とは含まれる範囲が違うため、額面だけの比較はできません。終身契約を検討する場合は、含まれる費用の範囲を施設ごとに揃えて比べてください

→ 全国の相場全体は:老犬ホームの料金相場はいくら?全国48施設の実測データで解説【2026年版】

→ 終身契約の確認事項は:老犬ホームの終身預かりとは?費用相場と契約前に確認すべきこと【実測データ】

預ける前に確認したいこと

公式の公表情報から、契約前に書面で確認しておきたい点を挙げます。いずれも施設の良し悪しではなく、どの老犬ホームでも契約時に固めるべき項目です。

  1. 返金の計算方法:早期に亡くなった場合、半年・1年プランは日割りではなく、ペットホテル料金(介護の度合いに応じた1日あたりの規定料金)で利用分を計算し、差額を返金する方式です。あわせて、早期死亡時は看取り費用・入所準備金として10万円が最低料金になる旨も公表されています。終身プランの途中解約・返金条件は数値の公表がないため、自分のケースでいくら戻るのかを契約書で数値確認してください
  2. 治療費予備費3万円の扱い:病気の際の治療費に充てられ、死亡時は火葬・埋葬代に充当されます。精算のタイミングも確認を
  3. 入所時に必要なもの:ワクチン・狂犬病予防接種の証明書が必要です(高齢で獣医師が接種不要と判断している場合は相談可)。血統書がない犬は、獣医師による推定年齢の証明を求められる場合があります
  4. 受け入れの条件:原則として、クレートやケージに素直に入れる子が対象です(嫌がる・噛みつく場合は断られることがあります)。預かり開始後にスタッフへの噛みつきが続く場合は、預かり中止・お迎えの要請となり、引き取りに来られない場合は1日5,000〜10,000円の追加料金がかかる場合があると公表されています
  5. 医療方針:高齢や持病のある犬には無理な延命治療は行わず、早めの受診で病気を予防する方針が明記されています。延命治療への考え方が合うかは、契約前に話しておきたい項目です
  6. 面会と報告:面会は事前連絡のうえいつでも可能で、公式LINEで写真の送付も受けられます。毎日の報告が欲しい場合は1日1,100円のオプションです

向いている人・比較検討したい人

公表情報と実測相場から整理すると、老犬ホームトップが合うのは次のような場合です。

  • 九州〜関西圏で、介護度が上がりそうな犬の預け先を探している:送迎対応エリアが広く、介護込み一律料金は状態が重くなるほど相対的に安くなります
  • 費用を最初に確定させたい:加算方式の「上振れ」が構造的にありません
  • 夜泣きが理由で自宅や近隣の限界が近い:夜泣きしても問題ない立地だと公式に明記されています

一方、短期間だけ試したい場合や、面会頻度を最優先したい遠方の方は、まず近隣の施設の短期預かりと比べるのが合理的です。当サイトの一覧で、地域ごとの料金と介護対応を横並びで確認できます。

→ 全国の老犬ホーム一覧【120施設・料金実測つき】

→ 1泊から試す手順は:老犬の短期預かりはどこに頼む?1泊からの預け先4つと料金実測データ

老犬ホームトップでよくある質問

Q. 見学はできますか?

公式サイトに見学・見積りの相談窓口が用意されています。預けた後の面会も事前連絡のうえ可能とされています。長期で預けるなら、契約前に施設を見て介護室とドッグランを確認するのが確実です。

Q. 何歳から預けられますか?

年齢の下限は公表されていません。終身プランのみ10歳以上が条件です。若い犬でもペットホテル・保育園の枠があるため、年齢や状態は問い合わせで確認してください。

Q. 猫も預けられますか?

猫の預かりプランもあります。公表値は1年プラン(介護料金込み)550,000円、終身プランは猫が長生きなことを理由に14歳以上が条件で、治療費・葬儀代込みの合計2,800,000円です。

Q. 遠方からでも預けられますか?

送迎は九州全域のほか広島・岡山・山口県などに対応し、記載外の地域も相談可能とされています。航空便の利用代金や高速道路代などの実費は飼い主負担です。


老犬ホームトップの要点は、介護料金込みの一律価格という料金設計に尽きます。介護が重くなるほど費用が膨らむのが老犬ホームの一般的な構造の中で、1年プラン月換算約6.7万円は実測相場から見ても説明のつく水準です。あとは返金条件と面会のしやすさを、あなたの状況に当てはめて確認してください。比較の土台には全国一覧と料金相場の記事をどうぞ。

調査・執筆:老犬ホームナビ編集部(運営者:成田 風輝)。本文中の料金・サービス内容は、老犬ホームトップ公式サイトの公表情報(2026年8月18日確認・2026年1月改定後の料金)と、全国の老犬ホーム・老猫ホーム120施設の公式サイトを1施設ずつ確認した当サイトの調査に基づきます。当サイトは本施設と提携関係になく、掲載は独自調査によるものです。最新の料金・空き状況は施設に直接ご確認ください。詳細は運営者情報をご覧ください。